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バターを入れ忘れたプリンケーキ (2022-05-03)

  

プリンケーキを作ろう

 

生クリームを使わずに作れる満足度の高いケーキといえば、やはり『プリンケーキ』ではないだろうか。 プリンだけでも美味いのに、そこにしっとりスポンジ生地が加わると...ああ、もう天国である。

前回のバケツプリン作りでは甘すぎたので今回は甘さは控える。

使用する食材・機材

使用する食材・機材は以下の通り。 なお、塩や砂糖・キッチンペーパーやフリーザバッグ・アルミホイル・鍋やキッチンばさみなど、ほとんどの家庭で常備されているものは省略している

- 食材(カラメルソース) -
  1. 砂糖80g
- 食材(プリン液) -
  1. 牛乳600ml
  2. 砂糖100g
  3. 卵5個
  4. バニラエッセンス
- 食材(スポンジ生地) -
  1. 小麦粉40g
  2. 砂糖40g
  3. 卵2個
  4. バター10g
- 機材 -
  1. フードプロセッサ
  2. オーブン

準備

まずは準備から。

牛乳・卵・小麦粉・砂糖・バター・バニラエッセンス画像を拡大する
牛乳・卵・小麦粉・砂糖・バター・バニラエッセンス

カラメルソースに使うのは砂糖80gのみ。 プリン液には牛乳600ml + 卵5個 + 砂糖100g + バニラエッセンスを使う。 残りの小麦粉40g + 砂糖40g + バター10gがスポンジ生地用だ。

  
バターではなくバター風味のマーガリンを使う。 以前は、トランス脂肪酸のこともあってマーガリンは敬遠していた。 しかし、最近のマーガリンはトランス脂肪酸がバターより少ないものも珍しくない。

ほんどが常備している食材だったが、牛乳だけなかったのでスーパーで購入した。

ケーキ型の内側に分量外のバターを塗る画像を拡大する
ケーキ型の内側に分量外のバターを塗る

準備はもう一つある。 取り出しやすくするため、ケーキ型の内側に分量外のバターを塗っておく。

カラメルソース作り

次は、プリン作りで最も難しいカラメルソース作りだ。 大人のほろ苦を目指すが、ちょっと長く火にかけただけて苦すぎるカラメルソースになってしまう。

砂糖と同量の水を鍋に入れて火にかける画像を拡大する
砂糖と同量の水を鍋に入れて火にかける

鍋に砂糖と同量の水を入れて火にかける。 火力は強火だ。

色がついてきたら火を弱める画像を拡大する
色がついてきたら火を弱める

色がついてきたので火を弱火にする。 さあ、ここからは目が離せない。 火にかける時間が数秒違うだけでカラメルソースの味が随分変わる気がする。

いい色の少し手前で火を止めて熱湯を加える画像を拡大する
いい色の少し手前で火を止めて熱湯を加える

いい色のちょっと手前で火を止め、ヤカンで沸かしておいた熱湯を加える。

ケーキ型にカラメルソースを入れる画像を拡大する
ケーキ型にカラメルソースを入れる

出来上がったカラメルソースをケーキ型に流し入れる。 カラメルソースはこれで完成だ。

プリン液作り

続いてはプリン液だ。 卵白が少ないとプリンが固まりにくくなるので、卵白をしっかり残すことが大切だと思う。 濾した時に卵白が残らないようにするため、我が家ではフードプロセッサを使う。

フードプロセッサに卵を割り入れる画像を拡大する
フードプロセッサに卵を割り入れる

卵5個をフードプロセッサに割り入れる。 泡立たないようにメタルブレードで切り刻む。 時間にして15秒ほどだったかな。

切り刻んだ卵をボウルに移す画像を拡大する
切り刻んだ卵をボウルに移す

フードプロセッサで切り刻んだ卵をボウルに移す。 少し泡立ってしまったがこれぐらいは仕方ない。

砂糖を足してよく混ぜる画像を拡大する
砂糖を足してよく混ぜる

砂糖100gをボウルに足してよく混ぜる。

50℃に温めた牛乳を足す画像を拡大する
50℃に温めた牛乳を足す

鍋で50℃に温めた牛乳をボウルに足し、よく混ぜる。

バニラエッセンスを足す画像を拡大する
バニラエッセンスを足す

最後にバニラエッセンスを足してよく混ぜればプリン液は完成だ。

濾し器で濾しながらケーキ型に流し入れる画像を拡大する
濾し器で濾しながらケーキ型に流し入れる

プリン液を濾し器で濾しながらケーキ型に流し入れる。 フードプロセッサで卵白を切っているので、濾し器にはほとんど何も残らない。

次はスポンジ生地作りだが、ここでオーブンを予熱しておく。

天板に湯を張って160℃に予熱する画像を拡大する
天板に湯を張って160℃に予熱する

ガスオーブンの天板に湯を張り、160℃で予熱する。

スポンジ生地作り

最後がスポンジ生地作りだ。 プリン液が冷めてしまわないよう急いで作業する。

卵2個と砂糖40gを泡立てる画像を拡大する
卵2個と砂糖40gを泡立てる

ボウルに卵2個と砂糖40gを入れ、電動ミキサーで泡立てる。

白っぽくなるまで泡立てる画像を拡大する
白っぽくなるまで泡立てる

白っぽくなるまでしっかりと泡立てる。

ふるっておいた小麦粉を足す画像を拡大する
ふるっておいた小麦粉を足す

ふるっておいた小麦粉をボウルに足す。 この時はドサッと入れてしまったが、後から考えるとふるいながら入れるべきだった。

さっくりと混ぜる画像を拡大する
さっくりと混ぜる

小麦粉の粉がなくなるまでさっくりと混ぜる。

ケーキ型に流し入れる画像を拡大する
ケーキ型に流し入れる

さっくりと混ぜ合わせたスポンジ生地をケーキ型に流し入れる。 入れてから気づいたが、小麦粉のダマが残っているのがわかる

ふるいながらボウルに入れなかったのが原因だろう。

後は焼くだけ画像を拡大する
後は焼くだけ

さあ、これで材料は完成した。 なお、よく見ると分かるが小麦粉の粉が浮いている。

入れ忘れたバター画像を拡大する
入れ忘れたバター

ああ、なんてこった、スポンジ生地にバターを入れ忘れている。 スポンジ生地はすでにケーキ型に流し入れてしまった。 もう、どうしようもない。

オーブンで蒸し焼きにする(160℃で45分)

後は焼くだけだ。 焼くだけだが、小麦粉はダマになっているし、バターは入れてない。 ああ、嫌な予感しかしない

160℃で45分蒸し焼きにする画像を拡大する
160℃で45分蒸し焼きにする

予熱しておいたガスオーブンにケーキ型を入れ、160℃で45分蒸し焼きにする。

焼き上がったプリンケーキ画像を拡大する
焼き上がったプリンケーキ

プリンケーキが焼き上がった。 匂いは最高だが、表面に小麦粉のダマが見えるのが気になるところだ。 また、揺らすとプルプルしているのがわかる。

粗熱が取れるのを待って冷蔵庫へ入れる。 明日の朝が楽しみだ。

  

試食

一晩冷やしたプリンケーキを冷蔵庫から取り出す。 これが本日の朝食である。 冷蔵庫に入れたときはプルプルしていたが、今はしっかり固まっている。

一晩冷やしたプリンケーキを器に盛る画像を拡大する
一晩冷やしたプリンケーキを器に盛る

上に皿を乗せ、クルッとひっくり返す。 プリンケーキは型から外れて上手く皿に乗ってくれた。

うん、ちゃんと固まっている。 ただし、見た目は今ひとつかな。 側面がキレイに型から外れていない。 ケーキ型にちゃんとバター塗っておいたのになぁ。

スポンジ生地がもっと厚くてもいいかな画像を拡大する
スポンジ生地がもっと厚くてもいいかな

切り分けた断面を見るとスポンジ生地がちょっと薄い。 もっとスポンジ生地は厚くてもいいかな。

食べてみると...うん、美味い。 バターを入れ忘れたとは誰も思わないだろう。 プリン部分は文句なしに美味いし、スポンジ生地の食感も素晴らしい。 そして甘さも丁度いい。

でも、プリンケーキというよりは、プリンタルトだ

  

反省

バターを入れ忘れたこと、スポンジ生地が薄すぎることが反省点だと思う。

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